フレーベルの教育法とは何かということをここで勉強します。
幼稚園には自然と触れ合うための庭があります。
そしてその場所では子どもたちの楽しい歌声が聞こえてきたり、笑顔があふれています。
この幼稚園の形を作ったのが、フレーベルと言われています。
フレーベルの教育の目的とは
フレーベルの考えはこのようなものです。人間は幼児の頃より、人類の一員であると認識されています、したがって、当然そのように保育されるべきであるのだと。
そのために、一体私達は何をしなければならないのでしょうか。
それが教育なのです。
しかし、教師やお父さんやお母さんが、何かを教えるために干渉するということではなくて、子供さんが自分の力で自然とともに成長して行く方法を構築してあげなければならないといいます。
それが、フレーベル教育法の前提であり、大きな目標なのです。
子供さんの内部に潜んでいるもの
子供さんにも欲求、感情というものが既に宿り潜んでいるはずです。教育とは、欲求、感情をありのままに表現させてあげることです。
お父さんやお母さんがどのようなスタンスでいればいいかということですが、お父さんお母さんたちは、積極的指導を回避して、見守ることを徹するようにしていただきたいのです。
そして、子供さんは、自然の中で一杯遊んで成長して行きます。
子供さんは、生まれながらにして善なる存在と言います。
子供さんは純粋な存在だからこそ、子供さんの欲求や感情は、そのまま枝葉を伸ばすように成長させてあげればいいという考えがあります。
自分の生きている世界は一体どのような世界か
子供さんは、今現在住んでいる世界がどのような世界か把握することが一番大事なことと言います。それは自然であり、大人の人たちと関わることであり、他の子供さんと関わることです。
フレーベル教育法では、子供さんが、個にすぎない存在であり、世界の一部にすぎないことを自覚させることが大事と言います。
庭で自然に触れるということ
フレーベル幼稚園は、いつも緑にあふれています。たくさんの植物に触れながら、かくれんぼや鬼ごっこをしたりする子供たちがここにはいます。
そして、子供さん自身で、草や花を育てていきます。
子供たちは、自然の中から命とは何かということも学んでいくのです。
フレーベル氏のあそび歌
このあそび歌は子どもだけでなく、大人も子どもたちと一緒に歌い、遊ぶというものです。フレーベル氏のあそび歌によって、大人も子どもさんも精神的にも、肉体的にも健全になり向き合うことが出来ます。
とにかく子供さんは、遊ぶことで、人生を勉強して行くことになります。
遊ぶことで学ぶという意味は、経験をするということで理解するということなのです。
自分で体験させてあげるというのが一番大事な教育法です。