子どもの個別ケアが出来る
チャイルドマインダーとしての仕事は、保育士や幼稚園教諭のようにはっきりした求人が出されているというわけではありません。むしろ通常の求人として「チャイルドマインダー」という名称が使用されているということはほとんどなく、保育関連の人材を専門に扱っているサービスにおいても資格で検索ができなかったりします。
しかしチャイルドマインダーという仕事が社会的にニーズがないかというと決してそういうわけではなく、むしろ潜在的に非常に高く求められていると言えます。
なぜチャイルドマインダーとしての仕事が見つけにくいかというと、それは多様化する子供の保育にそれぞれ個別に対応をしていくことが業務となっているからです。
チャイルドマインダーとしての職場は託児施設の他、それぞれの家庭に出向いてそこで保育を行うということも多く、その場合にはベビーシッターとして登録をして働くようなことになります。
既存の保育施設や教育施設では対応しきれない複雑な環境に置かれている保護者と子供に対し、きめ細かく個別にそのニーズに応えていけるという事こそが、チャイルドマインダーとして働く社会的意義となります。
そんな社会的意義を意識しながら勤務をしていけるということが、チャイルドマインダーとしてのやりがいにもつながってくるでしょう。
子どもの成長を感じられる
チャイルドマインダーの仕事のもう一つのやりがいは、少人数だからこそ感じることができる子供の成長の実感です。保育に関する仕事全般に言えることですが、小さな子供たちはとても成長が早く、わずかな期間でもどんどんできることが広がっていきます。
自分と会ったばかりのときにはほんの赤ちゃんであった子供たちが、自由に歩けるようになったり、話して自分の気持ちを伝えることができるようになっていったりということは、親ならずとも身近にいる大人にとっては感動を覚えることです。
チャイルドマインダーの場合は法律により、1人4人までしか預かることができませんので、子供たちとの心理的な距離も近くなり、お互いへの信頼感も強いものとなります。
少人数保育をしていくことにより、大きなクラスでは埋もれてしまいがちなその子ならではの個性を発見していくことができるのも、チャイルドマインダーならではのやりがいと言えるでしょう。
自分がその子供の能力を伸ばし、そこから成長を促していくことができたと感じたときに、チャイルドマインダーとしてのやりがいを強く感じることができるようになります。
チャイルドマインダーの資格を学ぶことにより、そうした子供の心理や成長に詳しくなるので、通常の子育てとは違った側面から子供を見守ることができます。