子供さんのためいろいろな教育法を知ってください。
中でもシュタイナー教育は結構名前を聞く方ではないでしょうか。
シュタイナー教育が実際に何かということを理解していらっしゃるでしょうか。
シュタイナーという人物
オーストリアの哲学者ルドルフ・シュタイナー(1861~1925年)が提唱した教育思想・実践がシュタイナー教育です。シュタイナーは工場で働く労働者の子供のための教育施設、自由ヴァルドルフ学校を設立しました。
知性だけではなく全人的な成長を促すための教育、それが シュタイナー教育なのです。
シュタイナー教育の構成
シュタイナー教育は、四つの構成ポイントで成り立っています。まず、意識する自我という存在があります。
考える私です。
そして、感情をもつ アストラル体があり、成長するエーテル体があります。
そして、物質しての肉体が存在しています。
この四つの構成ポイントがバランスを維持出来るということがとても大事なことです。
七年期(0~7歳)
七年期(0~7歳)は、エーテル体が芽生えようとしている時期です。このような頃子供さんは、無意識に生活のリズムを取り入れたりしています。
大人たちからも無意識に影響を受ける時期です。
お母さんは、子供さんが無意識に吸収しても構わない人畜無害な世界を用意してあげてください。
第2 七年期(7~14歳)
次に第2 七年期(7~14歳)です。エーテル体がある程度自律して、感情の成長を大事にし始めるかなという時期です。
このあたりで、子供さんに芸術という意識が芽生えてくるのです。
芸術によっていきいきとした感情を育ててあげてください。
七年期(14~21歳)
七年期(14~21歳)、このあたりで、アストラル体がある程度しっかりと自律して、自我が明確になって確立される時期です。やっと子供さんも、抽象的概念が何かということを理解することが出来るような時期です。
自分で考えることが出来て認識をどんどん高めることが出来るようになります。
そして、自分の考え、イメージを大事にしようとします。
シュタイナー教育法、それは、このような課程を順序正しく進み成長して行くことで、誰でも、自由な人間になることが出来ると言います。
自由とはそもそもどのようなことを言うのか
自由とはそもそもどのようなことを言うのでしょうか。本当の自由とは何かと言えば、自我が、外の権威・圧力や、世界の流れに左右されることのない、自分自身が考える主体にすぎないのです。
しかし、教育を間違えてしまうと、なかなかそのような子供さんへと成長出来ないかもしれません。
シュタイナー教育では、エポック教育そして、教科書を使用しない、低学年では芸術的な手法で教育を行う、子供を点で評価しないなど特殊な方法で、自由な子供さんへ成長出来ることを目指していきます。