ニキーチン教育法と言われても、その名前をおそらくそれほど多くの人たちが知っている訳ではないでしょう。
ここでニキーチンが、教育、そして遊びをどのようにとらえていたかということを解説していきたいと思います。
ニキーチンの知育あそび
暮しの手帖社より「ニキーチンの知育あそび」という本が出版されており、教育書コーナーに立ち寄った方のなかでは、ニキーチンとはなんぞやと関心を持った人たちも多くいらっしゃるのではないでしょうか。その本が販売されたのは、既に1985年のことです。
もう既に長い年月がたったというのに、それ以来未だニキーチンに関心を持っている多くの人たちがいます。
ニキーチンの考えに共感している人たちももちろんいます。
ニキーチンの教育法、ここには、知育の本質が存在しています。
そして、ニキーチン積木で、ニキーチン流のあそびを楽しんでいる人たちもいるのではないでしょうか。
ニキーチンの教育法は、遊び、学び、知育することです。
知育の本質とは
ニキーチンは、実体験で、育つこと、育てることとは、いったい何かということをずっと追求し続けて来た教育研究家です。ニキーチンの家には、子どもたちの手の届く場所にあらゆるものが置かれていました。
それは、大工道具や、作用具・吊り輪・紙など本当にありとあらゆるものがあったのです。
子供さんは好奇心一杯ないきものです。
そのような道具を、どのように使って何が出来るかという目で見つめていたりします。
両親ももちろん、子供さんの好奇心を阻害しないように参加していきます。
そこで、誕生したのが積み木遊びだと言われています。
立方体にペイントされた積木
立方体にペイントされた積木こそがそれぞれの子供さんに、いろいろな世界を作り出していきます。子供さんは、お父さんやお母さんの、そして、ちょっと大きな子供さんのやることをしっかり見て、自分もまねようとしたりします。
大きな子供さんは、小さい子供さんに示すために、より高度なものを作ろうと頑張ったりします。
そして、お父さんやお母さんは、子供さんのそのような行動をチェックして、子供さんを深く理解しようとしているのです。
そして、大人の人たちも童心に戻り、積み木を楽しんだりしています。
大人や子供の区別まどはここには存在してないかもしれません。
大人の人たちだって、積み木によって創造することを楽しむことが出来るというとてもストレートな玩具なのです。
積木あそびで育つ力というものは、科学的な考えというだけでなくて、人生で起こるいろいろな問題を解決してする力なのです。
ニキーチンの教育法とは生活をどのように生き抜くかを決定する力なのです。
本当の楽しさ・おもしろさを一緒に育てていきましょう。