民間資格を取得することで信頼性が得られる
チャイルドマインダーは少しずつ社会的な認知度が高まってきているものの、保育士や幼稚園教諭のように国家資格として行政で管理をされているというわけではありません。そのため民間資格は存在しているものの、基本的には個人で行う認可外の託児施設として営業していくことになります。
対象となるのは0歳~12歳までの子供たちで、小規模な託児施設を利用して1人につき最大4人までの子供を預かります。
勤務をするために必ずしも資格が必須となるわけではありませんが、認可外の託児施設を利用する保護者のほとんどは認可保育所に預けることができなかったり、または認可保育所で預けることができない環境におかれています。
そうした時に全く未経験の人に子供を預けるというのは不安を伴うものですので、チャイルドマインダーのようにきちんとした団体が母体として運営されている資格を取得しておくということは大変有効です。
チャイルドマインダーとなるための資格試験はいくつかの団体によって運営されていますが、合格をすることで認定証が発行されるので、それを提示することにより保護者に安心感を与えることができます。
開業をするときには申請手続きを提出
チャイルドマインダーという資格の目的は「少人数保育をすること」ですので、その場所や方法は勤務先により異なってきます。もっとも一般的なのが自宅や専用の一室を用意して、そこで子供を預かるという託児施設での勤務です。
しかし事情により、子供を預けたい家庭に訪問をしてベビーシッターとして子供の面倒を見たり、または複数の家庭から預かるために近くの児童施設を利用するということもあったりします。
勤務形態も、チャイルドマインダーを複数登録している認可外施設に採用されるという場合と、個人で仕事を受けるという場合とがあります。
チャイルドマインダーの資格にもランクがあり、トレーナーとして勤務ができる上位資格もあるのでそうした人のほとんどは自分で開業をしてチャイルドマインダーとしての仕事をしているのです。
これからチャイルドマインダーとして独立開業をする場合には、まず場所を設定(自宅・施設・各家庭)するとともに、自治体へ開業届を行いましょう。
チャイルドマインダーの資格団体の中には、資格を取得すると同時にそれぞれの地域で開業をするための方法を教えてくれたりしますので、そうしたところから仕事を紹介してもらうというのも一つの方法です。
初めての場合は他の施設や会社に勤務をするというのが一般的で、そちらで地域で子育てをしている人たちのネットワークに入り、独自の方法でチャイルドマインダーを開業していくというルートをとることができます。