休日や夜間に勤務をすることが多い
ベビーシッターは保育園や幼稚園のように、特定の時間内の保育をする仕事ではありません。逆に通常の保育施設や託児施設ではカバーしきれないような特別な時間や保育に対応するための仕事という風にも言えます。
そのため、一言に「ベビーシッター」といってもその就業形態やサービスは非常に数多くあり、一般的な保育サービスでは対応しきれないニッチなものです。
これからベビーシッターとして勤務をしようと考えている人は、保育園のように決まった時間内の勤務で終わるということはまずなく、依頼者の要望に従い時間を調整が必要になるということは覚えておいた方がよいでしょう。
これは悪いことばかりではなく、例えば土日や夜間しかシフトを入れることができない学生などにとっては非常に便利です。
勤務経験の少ない初心者ベビーシッターの場合、おそらくベビーシッター派遣会社に登録をして仕事を紹介してもらうことになると思いますので、そのときには自分の勤務可能な時間帯などしっかり伝えておくようにしましょう。
もちろん夜間や休日だけでなく、平日の日中の数時間だけといった依頼もありますので、自分ができる範囲で対応していけばよいと思います。
自宅以外の場所にも自由に対応していく
ベビーシッターとしての勤務時間は、基本的には事前の契約によって定められます。子供を預ける方も、料金はその勤務時間によって決まることから自分が必要とする時間帯をあらかじめ提示し、その見積もりをとることにより正式な契約を結びます。
通常ベビーシッターとしての仕事は、子供のいる自宅もしくは自宅近くの施設で子供を預かることです。
ですが、自身で仕事をしている親の場合などは、なかなか時間通りに子供を連れて行ったり迎えに来たりといったことが難しい場合もあります。
保育園の場合には、保育時間が終了をするとそこで部屋を閉めて、子供は門外で待ってもらうようなことになります。
ですがベビーシッターの場合、一律に時間が超過したからといって子供をそのまま家に置き去りにし、自分だけ帰るということはしづらいものです。
そこでベビーシッターの派遣業者やフリーランスでベビーシッターをされている人は、もし時間超過をした場合にどのように対応するかを先に定めておき、それぞれ対応ができるように規定を定めています。
最近では気軽にベビーシッターを利用できるようになったせいか、昼間自分が出かけるときにサービスを利用し、勝手に連絡もなくそのまま預け続けて飲み会や外泊に行く親もいるようです。
ベビーシッターとして勤務をする場合には、つい子供に親身になりサービスで超過時間も世話をしたくなるところですが、そのあたりはシビアに規定にそった行動をとるべきといえます。